他人に嫌われたいと思う人はいないでしょうけど、無理に好かれようとする人世の中には結構いるようなので「こんな人まで嫌いな人がいるぐらいだから諦めろ」という記事になります。
マザー・テレサ
マザー・テレサ(1910年8月26日 – 1997年9月5日)はカトリック教会の修道女であり、修道会「神の愛の宣教者会」の創立者でもあります。
マザー・テレサと言えば、知名度の割に何をした人か良く分からないことで有名な方でもありますが、なんとなく「貧しい人を助ける為に尽力していた人物」というざっくりしたイメージを持っている方も多いのでは無いでしょうか?
実際私もこの記事を書く為に調べてみると、Wikipediaの丸パクリのブログサイトばかりが出てきて大変でした。
ちなみにマザー・テレサの本名はゴンジャ・ボワジュという、結構いかつめの名前でした。
ここでは親しみを込めてゴンジャと呼ぶことにしましょう。
とにかく、ゴンジャさんは、生まれてすぐに洗礼を受けた生粋のカトリック教徒で、18歳の時に修道女になる事を決心し、一時期は学校の校長先生も経験しています。
27歳の時に終生誓願を立て、神様に一生を捧げる誓いをします。

カトリック教徒における「シスター」とは、「清貧・貞潔・服従」の誓いを立てて、会員として生活のすべてを神に捧げる女性のことを指すそうです。
清貧とは、私有財産を持たないこと。
従順とは、神に従うこと。
貞潔とは、独身であることで処女かどうかは問わないらしいですが、この宣言はSEXをしないという意味のようです。
シスターはまず「初誓願」を立て、通常は1年更新で誓願していくそうです。
終生誓願とは、これらの誓いを死ぬまで貫くという事だそうで、かなりの覚悟ですね。
通常「終生誓願」した後は修道会を「ごめん、やっぱ耐えれん!」という風な感じで退会できないそうです・・・・
35歳の時にゴンジャさんは、夜汽車の車内で突然「貧しい人々につかえる決意し、貧しい人々といっしょに生活せよ。」という神の声を聞き、その通りに行動します。
その後、子どもや病人の世話をしたり、スラム街の子どもたちに字を教えたり、有名な「死を待つ人の家」を開設して死にかけている人々を収容して治療したり、恵まれない子どもたちの為に「孤児の家」を開設したり、ハンセン病の移動診療所を始めたり、ハンセン病患者の療養施設「平和の町」を開設したり、死ぬまで貧しい人々のために尽くしました。

こうやって見てみると、ゴンジャさんすげーな。27歳で一生を奉仕活動する事を決意して実際その通りの生涯やったわけやから、もはやゴンジャさんが神と呼ばれてもおかしくないでしょうよ。名前もなんとなく神っぽいし。
そんなマザー・テレサにも批判の声はある!
カナダの宗教学専門誌「Religieuses」最新号で大学の研究者が発表した論文によると、マザー・テレサの美談や名声は、カトリック教会の誇大宣伝のためにデッチあげられたものであり、聖人には程遠い人物だったというのだ
批判の主な内容は、マザー・テレサの修道会「神の愛の宣教者会」は多額の寄付金を受けていたのにも関わらず、全世界に作られた517もの「死を待つ人々の家」は満足な治療が施せず資金が不透明だったというものや、「患者の痛みを和らげずに痛みに耐えることを賛美するようなカルトに近いものだった」など。
その実態は聖女とは程遠いものだったにも関わらず、人気が低迷していた当時のバチカンが、マザー・テレサを使ってイメージアップするために誇張して宣伝していたという話もあります。

何を信じりゃいいかわかんねーよ!!
マザー・テレサの私的書簡に書かれた闇と苦悩をまとめた下記の本を読むと少しは実態が分かるかもしれません….
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ゴンジャさんで尺を取りすぎたので、ここからはテンポ良くサクサク行くことにします。
エイブラハム・リンカーン
第16代アメリカ合衆国大統領にして、「奴隷解放の父」とも呼ばれる男。
南北戦争中の「人民の人民による人民のための政治」という言葉は非常に有名ですね。
ですが、ぶっちゃ奴隷にされた人たちなんてどうでも良かった説もあります。
南北戦争の真の目的は、黒人の多かった南部がアメリカ合衆国から離脱してしまうのを防ぎたかっただけで、「もし奴隷をひとりも自由にせずに連邦を救うことができるものならば、私はそうするでしょう」と明言したとも言われています。

南北戦争の真意はわかりませんが、奴隷を解放するという「奴隷解放予備宣言」を出した際も解放されたのは南部の奴隷だけで、北部の奴隷は解放されなかったそうです。
また、リンカーンは「ホームステッド法」を制定し、全てのインディアンを保留地に定住させ、彼らの文化を捨てさせ、農業を強制したとも言われてます。
うーん・・・これは….
坂本龍馬
幕末の偉人・坂本龍馬。
薩長同盟を締結させて倒幕のために大政奉還成立させた人物だとか、明治維新の立役者だとか、世界を視野に入れていたとか、とにかく日本人から人気の高い人物です。
ですが、そんな龍馬にも「こいつそんな凄くなくね?」という声があります。
たとえば「北辰一刀流の免許皆伝」と言われているものの、「その辺の少年に負けた」とか、「実際は「中目録免許の普通レベル」などの実は弱かった系エピソード。
また、あの「薩長同盟」や「大政奉還」でさえ、たいして関わっておらず、そもそも司馬遼太郎の長編小説「竜馬がゆく」のフィクション小説が発表されるまで歴史の中に埋もれていた人物だったとも言われています。

おまけに暗殺されかけた近江屋事件は、そもそも刺客の狙いは中岡慎太郎だったとも言われます。これらが本当だとしたらアウト・オブ・眼中だった龍馬さんはなかなかイタイ方ですね。
すしざんまいの社長
ちょっとテイストは違いますが、現代の偉人と言えばこの方、すしざんまいの社長!またの名を「ソマリアの海賊を撲滅した男」。
一時は年間300件もの海賊被害があったソマリアですが、彼ら海賊を漁師にすることでソマリアから海賊を一掃しました。
個人的にはノーベル賞ものだと思っているのですが、そんな彼にも「お前のおかげじゃなくね?」疑惑が。
「一般の船舶が武装護衛をつけるようになったこと」「各国の海軍が警備を行っていること」「そもそも本当は貧困が原因で海賊やってるわけじゃないから、雇用問題で収まる問題じゃない」などなど。

このニュース聞いたときめちゃくちゃ感動したのに、この人も素直に受け入れられんのか・・・世の中どうなっとるんや一体!
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まとめ
お分りいただけましたでしょうか?
生涯奉仕活動しても、奴隷解放しても、明治維新しても、ソマリアの海賊を一掃しても、必ず思いもよらぬ角度から批判されるものなんで、色んな人から好かれようと努力するのは諦めましょう。
まぁ上記の人たちはみんな「それは嘘だ!」って疑惑を持ってる人からの批判なわけで、実際にやってると納得してもらえれば批判されないわけですけど、そもそも全ての人が信用してくれる事なんかまず不可能という証明だけにはなりますね。
2019年の現在にもまだ「地球が丸いわけない!」って言ってる人もいるわけですし。

どうでもいいけど、一銭にもならんこのしょーもない記事完成するまでに5時間ぐらい使ったよね….
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