これはなかなか凄いニュースです。なんと日本に生息しているコケに大麻のTHC (多幸感のある大麻の主成分)とほとんど同じ成分が含まれているそうです。
オハイオ州立大学の植物化学者であるDouglas Kinghorn氏らの研究結果は、2018年10月24日(水)付けでScience Advancesで発表されました。マウスによる実験では、オオケビラゴケに含まれるperrottetineneという化学物質がTHCと似た分子構造を持ち、THCのようにカンナビノイド受容体と結合することが示されました。perrottetineneがカンナビノイド受容体と結合すると、脳へと送られる痛みのシグナルが止められ、人は痛みや炎症から解放されます。一方でperrottetineneにはTHCのように「ハイ」になる効果は認められていないとのこと。
(中略)
これまでのところ、perrottetineneを作り出すと知られているコケは、日本・コスタリカ・ニュージーランド・タスマニアに生息する3種。コケが作り出すperrottetineneはわずかであるため、これまで、その効果を確かめるのは困難だとされてきました。
そこでKinghorn氏らの研究チームはperrottetineneの分子構造をマッピングした後に、人工のperrottetineneを作り出し、マウスに投与しました。そしてマウスの痛みに対する反応や体温、動き、精神作用を観察したところ、「perrottetineneはTHCよりも少し精神作用が小さい」ということも判明したとのこと。また、記憶の喪失や体を思うように動かせなくなるという、大麻が持つネガティブな副作用も少ないそうです。
引用元:gigazine.net
THCに似た成分を持つオオケビラゴケとは
正式にはケビラゴケ科オオケビラゴケ属といい、興味本位で生息地域を探してみましたが、広島県の宮島・上蒲刈島・廿日市市内に生息している事は確認できました 笑。(参考:広島大学自然史博物館 植物)
『ハイ』にはならないが・・・
『ハイになる効果は認められてない』との事ですが、ダウナー系なのでしょうか?しかしどちらにせよ、医療用としての効果が期待できますね。でもこのニュースでしばらくは日本でもオオケビラゴケ探す人が増えそう 笑。

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