日本で有名な宣教師といえば、日本に初めてキリスト教を伝来しにきたフランシスコ・ザビエルでは無いでしょうか?
ザビエルの活動云々よりも、小学生にとってはあの強烈ビュジュアルが何より衝撃だったと思いますが、こいつめっちゃ悪い奴なんですよっ!
「宣教」という名の侵略?
みなさんはザビエルをはじめとした、宣教師たちが危険を犯してまで世界各国に布教にきた理由が「宗教のため」と本当に思っているんでしょうか?「宣教師」というと、なんだか凄く宗教に熱心で愛に溢れた人物のイメージがありますが、実際の宣教師たちはそれとは正反対で、殺人鬼と言っても良いほど各地で残虐な行為を行っています。
学校では教えない宣教師たちの悪行
例えばカトリック教会の主・ローマ法王の僧兵の一人であったザビエルは、インドでは法王の代理として全権を任されており、インドの土民をキリスト教へ改宗させるために異端審問所を設置。その結果250年間で4046名もが有罪判決、火あぶりの刑が121人と、多くの人々を迫害・虐殺しました。また彼らの財産を奪ってキリスト教の僧院や教会を建設したのです。
過去の歴史を振り返っても明らかなように、アジアやアフリカや南米の各国にまずカトリックの宣教師(スペイン・ポルトガル)たちが布教活動を行い、その後植民地支配しています。
宣教師たちがキリスト教を布教するために手を組んだのか?それともそもそも布教する気がなかったのはか定かではありませんが、布教という名目で他国にズカズカと押し入り、その後強制的な改宗や財産を奪って好き放題やっていたことは事実です。
日本での宣教師の活動
一方日本では「隠れキリシタン」などの言葉があるように、弾圧されて不幸に見舞われていたようなイメージのあるキリスト教徒ですが、これも違います。
徳富蘇峰の『近世日本国民史』に豊臣秀吉の朝鮮出兵従軍記者の見聞録には当時の様子が記されています。
「キリシタン大名、小名、豪族たちが、火薬がほしいぱかりに女たちを南蛮船に運び、獣のごとく縛って船内に押し込むゆえに、女たちが泣き叫ぴ、わめくさま地獄のごとし」
火薬1樽で50人の娘が売られていたそうです。
要するに宣教師を通じて奴隷貿易を行っていたんですね。
実際にこの事実を知った豊臣秀吉は「パテレン追放令」を出して南蛮貿易と宣教師の活動を禁じました。
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更にキリシタン大名が天正少年使節団をローマ法王のもとに派遣した際の報告書には
行く先々で日本女性がどこまでいっても沢山目につく。ヨーロッパ各地で50万という。肌白くみめよき日本の娘たちが秘所まるだしにつながれ、もてあそばれ、奴隷らの国にまで転売されていくのを正視できない。鉄の伽をはめられ、同国人をかかる遠い地に売り払う徒への憤りも、もともとなれど、白人文明でありながら、何故同じ人間を奴隷にいたす。ポルトガル人の教会や師父が硝石(火薬の原料)と交換し、インドやアフリカまで売っている
と書かれています。
これを見ると宣教師は宗教を広めるために日本に来たとは到底思えません。
ちなみにザビエルはポルトガル国王に
「軍備において日本はヨーロッパと同水準にあるため軍隊による征服は難しいです。
それよりも心に訴えて納得させればこの上なく忠実なキリスト教の下僕となる民族です」
という書簡も送っている事もつけ加えておきます。
そしてこのような宣教師の悪行は突飛な異説というわけではなく、普通にwikipediaにも載っています。
aminの一言
日本の教科書では「隠れキリシタン」「踏み絵」「島原の乱」など、キリスト教に同情的な事を習いますが、「なぜそのような事をしたのか?」という部分がすっぽり抜け落ちているような気がします(もうだいぶ昔の事なので忘れましたが 笑)。
なぜ日本では教科書でキリスト教が日本人の娘を奴隷として海外に売り飛ばしていたということを習わないのか?不思議ですね。黒人奴隷の話やユダヤ人の虐殺は学校で(表面上は)習うのに・・・。
そもそも、日本という国は戦後GHQの占領下で教育制度にまで介入されてから全ての事柄に関して欧米のフィルターを通してしか物事を見れなくなっているので仕方の無いことなのですが、歴史に関してはそれが如実に現れているように思います。
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