書く事ないから書評する。
もう完全タイトルで出オチですけど。
みなさん、Youtubeばっか観てないでたまには読書しましょう、読書。
白洲次郎 占領を背負った男

白洲次郎 占領を背負った男
日本でいちばん格好いいといわれている男・白洲次郎。明治35年に兵庫県で生まれ、英国へ留学。戦後、吉田茂の側近として日本国憲法制定の現場に立会い大きく関与した。しかし、彼は表舞台には立たずに、在野精神というダンディズムを貫き通すのであった。初めて知る方にもお勧めの白洲次郎評伝決定版。
「読む前に調べろよ」と言われたらそれまでなんですけど、勝手に見た目と分厚さだけで自伝か伝記的な本だと思ってたら、伝記というより最早小説やったていう…..
普段小説とか読まないんで、まずその時点で辛い。特に完全にフィクションの小説ならまだしも、実在した人物のセリフとか読んでると「いや、ほんまにこんなやり取りしとったんかよ!」とまずツッコミ入れてしまうんでね。
まぁ真偽はともかくとして、完全なフィクションとして見ればたぶん小説好きな人には面白いと思うけど、本当にこの人の事を知りたい人が読んだら美化し過ぎてる感が半端ないと思う。
この本では白洲次郎と吉田茂の凄さが目立つけど、個人的に歴史書として面白かった『戦後史の正体』の著者、孫崎享は、白洲次郎や吉田茂はGHQと闘ったどころかアメリカ追従路線やったって言うし。
小説風に書いてある本と淡々と書いてある本では後者の方が信用できる。
まっ、でもこの人らをリアルタイムで知る人はどんどんおらんくなってるから、どっちが本当とか言い始めたらキリ無いしどうでもいいっちゃいいけど。
とにかく最初に白洲次郎に触れるにはかなりミスった選択やった!!
超訳 ニーチェの言葉

超訳 ニーチェの言葉
ニヒリズムや反宗教的思想といった独自の思想により
二十世紀の哲学思想に多大なる影響を与えた、十九世紀ドイツの哲学者ニーチェ。「神は死んだ」という主張やナチズムとの関わりを噂されるなど、様々な伝説に彩られた孤高の哲人だが、実は彼は、ほとばしる生気、不屈の魂、高みを目指す意志に基づいた、明るく力強い言葉を多数残している。本書では、それらの中から現代人のためになるものを選別した。心ゆくまで、あなたの知らなかったニーチェの世界を堪能していただきたい。
そもそも哲学もよく分かって無ければ、ニーチェどころかフルーチェにすら馴染みがなく、『超訳』と書いてるからてっきり、めちゃくちゃ分かりやすくニーチェを解説した本だと期待して買った。
ものの・・・、本人の言葉を読む前から
『ニーチェはニヒリズムの哲学者ではない。むしろ、ニヒリズムを批判したのがニーチェだった。』
みたいな、著者のニーチェ評がはじまって、その時点でまず萎える。
いや、だってさ、、、哲学とか知らんよ?知らんけど、そんな俺にさえ『哲学は哲学者の言葉を聞いて自分で解釈する』もんってのは何となく思うやん。だって名言みたいなん見るとよくわからん言葉ばっかりやし。どういう意味なんやろーって解釈が知りたくなるやん?
だからさ、ニーチェの言葉以外に生い立ちとか、その歴史背景は書いてると思ったけど、まさか著者のニーチェ評をまずぶつけられると思わんやん、、、その時点でもう先入観よ。
でさ、肝心のニーチェの言葉も、原文無いんよ。
例えばはじめに『初めの一歩は自分への尊敬から』という言葉(見出し)があって、これこれこういう理由でこうなんだ。っていう、1つの言葉に対して著者のポエム風な文章でめちゃくちゃ分かりやすく書いてはくれているんやけど、最早それ、ニーチェ風なだけで絶対ニーチェの言葉じゃないやん!!
読んでるこっちはニーチェの言葉の解釈を考える余地が1つも無いんやけどっ!!
俺がそもそも哲学書というのを誤解してただけで、解説本ってこういうもんなん??
哲学ってふんわりした言葉に対して色々解釈を楽しむもんやと思ってたし、解説本って手がかりとしてその言葉が生まれた背景を解説してくれてる本やと勝手に思ってた。
いや、そもそもこの本は解説書では無いのか。
これじゃあ『ニーチェの言葉』っていうより『ニーチェが好きな人のポエム』やん、、、
てか、最早ただの自己啓発本やん、、、、
絶対これ読んでもニーチェの事わからんと思って、本文始まって2ページで辞めた。
フォローしておくと、この本もちゃんとタイトルに『超訳』って書いてるし(ただ予想以上に超訳過ぎたけど)、著者が悪いわけでなく、ちゃんと詳細見ずに買った私が悪いんです、、、
今回の教訓
本を買う時は事前に詳細を見ておきましょうという教訓を得ました。
それにしても2冊とも初めて触れる本として選んだのに、まさかの両方ハズレとは。本選ぶセンスないな、、、
そして、オススメ記事を書いて本を売って自分の利益にするならまだしも、なぜわざわざ時間割いて1円の得にもならん記事をこんな時間に書いてるんやろう、、、と今思った。
不思議と褒める記事よりもサクサク書けたけど 笑
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